fbpx

花粉付け終了

 白い花の咲く梨園と田んぼ脇の遊歩道を行く子どもたち、いつまでも残って欲しい風景です。

 国立市にある二つの梨園、さとう園は昨日の午前中、坂信園は今日の午前中で、花粉付けを終了しました。

 遠くは横浜や八王子からも参加された19名の体験ボランティアの方々のご支援を受け、一度も雨による中止のない異例とも言える今年の花粉付けを、無事乗り切ることができました。募集投稿をシェアいただいた方も含め、ご支援に感謝申し上げます。

 最終日、さとう園では先端の花を落とす作業も行いました。せっかく花粉を付けたのに、と思われるかもしれません。でも、先端はその先に枝が伸びて行く重要な場所なので、必要な養分を梨の実で奪ってしまわないようにする必要があるのです。本当は花が咲く前の蕾のうちに取る摘蕾の方がいいのですが、来年用の花粉をとったりと、花を咲かせたい事情もあります。経験を積んだボランティア会員は、先端の花粉付けをパスすることも多いのですが、同じ先端でも実をならせる場合もあり、その判断が難しいので体験ボランティアの方には漏れなく付けるようお願いしています。

 今年の開花期は、ほとんど雨が降らず高温の日が続いたため、花の命が短いと悟ったミツバチたちは、最終日に大挙して仕事に来ていました。栄養が集まる先端の花にも蜜を取りに来たので、少しの間手を休めました。

が、人の食べる梨の味が優先と、心を鬼にして、すぐに花を落としましたとさ。

 この後20日程すると、せっかく花粉を付けたのに、90%以上の実を間引く摘果作業が始まります。美味しい梨のためには、避けて通れない作業なのです。