夏に向けて気温が高くなると、梨園では葉っぱに深刻な被害を及ぼすダニが大量発生します。毎年毎年手を焼いているわけですが、今年はそこに救世主が現れました。専用の袋に一つ一つ入れていますが、救世主は見えないだけで、すでに外に出てきているのだそう。
袋に入れた救世主は、梨園に均等に配置するように枝に括り付けていきます。
袋の中に入れた、パッケージには実はダニと数日分のダニの食料が入っていて、食料を食べきると袋の外に出てきて、梨園全体に拡がっていくのだそうです。
つまり、梨に害を及ぼすダニAを、ダニAを食料とするダニBで退治しようという算段です。では、ダニBは害を及ぼさないのかというと、梨にも人間にも害を及ぼさないということです。
でもね、目に見えないからいいようなものの、これが袋からゾロゾロ出てくるのが見えちゃったりしたら、ちょっと鳥肌立っちゃうかもしれません。