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梨の収穫は最盛期を迎えています

国立の梨は、いま収穫と地方発送の最盛期を迎えています。
春先の低温で一部品種で収穫減となりましたが、今年の梨は例年になく甘く感じます。

残念ながら、地方発送の受付は既に終了しましたが、さとう園では朝採り梨を直売しています。

今日は、急に秋の気配を感じる冷たい空気に包まれていますが、明日からしばらくは、暑さもぶり返す天気予報です。
夏の名残と秋の味覚を味わいに、ぜひ、国立の梨園においでください。

さとう園(TEL 042-576-1177)は、今年は9月20日頃まで、午前中10時から12時、午後は1時半から4時まで悪天候の日を除いて毎日開園しています。

J:COMさんの取材を受けました

香港の高校生たちが梨園に体験ボランティアに来るということで、昨日J:COMさんが梨園に取材にいらっしゃいました。

放送は、今日6月16日(金)の17:00、21:30、23:30、J:COMチャンネル多摩 (Ch.11)の「デイリーニュース」です。

香港の高校生たちが体験ボランティアをしにやってきました

香港啟思中學の4年生(日本の高校2年生に相当)8人が梨園に体験ボランティアをしにやって来ました。引率教師2名と一緒に谷保駅に到着、谷保天満宮でお参りをした後、いよいよ梨園へ。

梨園では午前中、害虫忌避剤の設置、重労働の藁敷きを体験しました。飲み込みが早く、あっという間に作業が終わってしまって、園主さんの方が焦っていました。

城山さとのいえで昼食を食べた後は、国立の農業や梨園ボランティアの現状について説明を受けたり、日本の代表的な歌曲やジブリメドレーのケーナ演奏を聴いたり、古民家を見学し行事を支援するボランティアの説明を聞いたりした後、郷土文化館の指導で七夕飾りを作り各自願い事を書き込みました。

午後は、梨園に戻って園主さんが用意してくれたスイカを食べながら歓談(?)。さとのいえに戻り着替えて、谷保地域でのボランティアを終えました。

学年末のこの時期、4年生約100名の生徒が、それぞれにグループを作って一週間のボランティアツアーに参加し、70名が香港、20名が台湾、そして8名が今回国立にやって来たということでした。日本に来た8人は、4泊5日の間に3日間、初日を冷たい雨の中、江ノ島で海岸清掃、後の二日間を国立でボランティアを行いました。

梨園でのボランティア以外に国立ではボランティアセンターのコーディネートで、初日に、ママの森幼稚園で園児にお茶の作法を教えるボランティアの手伝い、一橋大学のボランティアサークル国立あかるくらぶとの交流、国立高校では東北の園児に贈るパッチーワク作りで初めてミシンを触ったり、二日目は、さとのいえから寄り道して、開会中の市議会をちょっとだけ傍聴し、最後のプログラムである第五商業高校との交流会では、小学生にプレゼントするバルーンアートを作成しました。終わりに三日間の感想を述べてもらったのですが、日本の街にゴミが少ないことに驚いたと多くの生徒が述べていたのが印象的でした。

「引率教師」と書きましたが、実態は逆で、教師は次にどこに行くのかを知りませんでした。また、彼らと対面するまで生徒の一人とメールでやりとりをするだけで、教師とは一度もコンタクトはありませんでした。生徒自ら計画を立てボランティアツアーを手配するという、日本ではちょっと考えられない、生徒の主体性、自主性を育むためのツアーなのだろうと思います。

彼らが次の機会にも、訪問先に国立を選んでくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

ダニを以ってダニを制す

夏に向けて気温が高くなると、梨園では葉っぱに深刻な被害を及ぼすダニが大量発生します。毎年毎年手を焼いているわけですが、今年はそこに救世主が現れました。専用の袋に一つ一つ入れていますが、救世主は見えないだけで、すでに外に出てきているのだそう。

袋に入れた救世主は、梨園に均等に配置するように枝に括り付けていきます。

袋の中に入れた、パッケージには実はダニと数日分のダニの食料が入っていて、食料を食べきると袋の外に出てきて、梨園全体に拡がっていくのだそうです。

つまり、梨に害を及ぼすダニAを、ダニAを食料とするダニBで退治しようという算段です。では、ダニBは害を及ぼさないのかというと、梨にも人間にも害を及ぼさないということです。

でもね、目に見えないからいいようなものの、これが袋からゾロゾロ出てくるのが見えちゃったりしたら、ちょっと鳥肌立っちゃうかもしれません。

落穂拾いは夏に

先週の土曜日は、三鷹から女性3名の袋がけ体験ボランティアを迎え入れ、午前中の梨園は12名もいて、とても賑やかでした。

網張りは高所の作業なので、梯子を押さえる人と二人ひと組で行います。全体を一斉に均等に引っ張って掛けていかないと、どこかが歪んで網が掛からないところが出来てしまいます。そうなったら、最初からやり直しです。天気が良くボランティアの参加人数が多い時にしかできない作業です。

網張りが終わった後は、燕麦を運び入れ、園内に敷きました。まだ6月とはいえ、この日はかなり暑くて炎天下の体感温度は40度近くあったのではないでしょうか。運び終わった後は落穂拾いもします。梨園ボランティアで落穂拾いと言ったらこの季節です。

運び終わり敷き終わればぐったり。敷いたばかりのワラの上でしばし休憩。園内は木漏れ日の下、そよ風がよく通り抜けます。

袋がけスタート、そして香港から

ここ数日、日中の温度が急に高くなりました。
梨の実も500円玉大になり、袋がけが始まりました。
袋をかけた梨に次に再会するのは収穫直前、8月初旬の袋破りの時です。
それまでは、お天道様頼みで外側から様子を伺うしかありません。

袋がけは、6月中旬まで続きますが、その間も後も、網を張ったり、地面に藁を敷いたりと梨園での作業は続きます。

そんなところに、今年は6月中旬、香港の高校生8名が、梨園に1日応援に来てくれることになりました。たいへん嬉しいことです。難しいとは思いますが、収穫の時期に梨を味わいに再訪してくれたらなぁ、と思います。
そんな期待も込めて、くにたち・梨園ボランティアの17年間の歴史上、もっとも遠い場所から来てくれる若い体験ボランティアさんたちを、メンバー、園主さんみんなで最大限、歓迎したいと思います。

梨の袋がけ 体験ボランティア募集

花粉付けが終わってひと月、梨園では梨の実の選抜、摘果作業の真っ最中です。受粉して実になった100個の梨の子のうち、収穫に至るのはたった3個なのだそうです。5月いっぱいかけて最終的に残す実を慎重に決めたら、害虫から守るために一つ一つ手作業で専用の袋を被せます。梨は手のかかる果物の一つです。

梨の袋がけ作業をお手伝いくださる体験ボランティアを募集しています。
梅雨入り前の爽やかな季節に、軽作業を手伝いながら、赤や黄の袋で彩られた緑の天井を見にいらっしゃいませんか?

[日時] 5月中旬から6月中旬にかけて。ご参加は1日のみでも構いません。作業時間は昼食をはさみ午前9時~午後4時ですが、ご都合により、午前中のみ・午後のみのご参加でも構いません。 天候によっては作業できない日もあります。

[作業場所] 市内梨園(駐車場無し。自転車、徒歩でお越しください)

[報酬] 無償(交通費・お弁当も各自でお願いします)。収穫期、園主さんから梨のお福分けがあります(天候不順などで収穫量が激減した場合は他の作物に代えさせていただきます。ご容赦ください)。

[主催・申し込み] くにたち梨園ボランティア事務局
電話   070-1323-7474
メール knv@kusanone.jp
ホームページ https://seisakusyo.jp/knv

ゴールデンウィークは映画よりも摘果

五つのうち一つを残し、他は落とさなければなりません。

どれを残すべきかのアルゴリズムは消去法です。それぞれの形に確かに違いはあります。ところが、大きくて、形がよくて、軸が太くてなどなど、幾つもある条件を単純に順番に適用していくことはできません。形がよくて小さいものと、大きくてちょっと不恰好なものどちらを残すか、難しい判断です。昔家電品で流行った言葉で言うと、とってもファジーです。

本当は、こういう判断こそディープラーニングの人工知能が得意とするところでしょう。梨園ボランティアのIT化の次のテーマは、ディープラーニングで決まりです。

摘果スタート

気持ちのいい風が吹いています。

梨園では、見上げると半分くらいが緑色になりました。今日から摘果作業のボランティアがスタートしました。これからひと月半の長丁場。腰を据えてじっくり取り組みます

摘果が終わる頃には、香港から10名の高校生ボランティアがやって来る予定です。その頃には天井は全面緑と赤や黄の袋で覆われているはずです。