カテゴリー別アーカイブ: モノづくり

受講者募集 プラムジャム秋のチャレンジ講座「3次元CAD入門」開催

 国立せいさく所は、この夏に開催しご好評いただきました「3次元CAD入門講座」を、この秋にも開催します。

 コーヒーカップからオリジナル家具まで、立体的なアイデアを形にできるアプリをつかって、モノづくりの基本に挑戦してみませんか。自分で作ったモノには愛着も湧き、修理しながら長く使うことでごみの減量にもつながります。

参考記事:
ぴったりサイズのものを作る(1)
ぴったりサイズのモノを作る(2)

日時:11月17日(土)・18日(日)・25日(日)の3回連続、いずれも午前10時〜正午
場所:プラムジャム(富士見台1-7 「とれたの」隣)
講師:隈井 裕之(国立せいさく所)
定員:6名(国立市民優先、申し込み先着順、3日間参加可能な方に限ります)
費用:1,500円(資料代、初回集金)
持ち物:メール受信可能なノートパソコン(性能要件あり※)

3次元CADアプリケーションは、Autodesk社のFusion360の体験版をインストールして使用します。動作させるためには、64bit OS、搭載メモリ容量などパソコンの性能に一定の要件があります。詳しくはお問い合わせください。

申し込み:電話、またはメールで「くにたち地域コラボ 事務局」へ
     電話:042-573-1023(水、土、日、祝を除く午後1時から17時)
     メール:info@kunitachicollab.com

スケジュール:
11月17日(土) 3次元CADの基本操作
11月18日(日) 3次元CADの組立操作、自由課題
11月25日(日) 自由課題の完成、発表会

 

3次元CAD入門講座終了

 8月11日、12日、18日の3日間に渡って開催した「3次元CAD入門講座」、短期間の募集にも関わらず6名の方にご参加いただき、無事終了することができました。

 講座参加者の皆さんをはじめ、初日、二日目にPCをお借りした「一般社団法人3Dデータを活用する会・3D-GAN」、共催いただいた「くにたち地域コラボ」、ゲストスピーカーをつとめてくださった多摩ファビリティ研究所の倉本さん、他ご協力いただいた方々に御礼申し上げます。

 最終日には、自由研究の発表をお願いしましたが、桐のタンスを設計し実際に製作を始めたなど、1週間で3次元CADを使いこなしている参加者の方々には驚愕させられました。

 講座に参加された石井めぐみさんのブログを紹介させていただきます。

(1) 3次元CADに挑戦!!!

(2)Fusion360でハートのカップを作りました!

 久々にミリングマシンを持ち出して、木目調の発泡パネルで一合升の部品を切り出そうとしましたが、とんでもなく時間がかかるため、デモンストレーションのみで終わってしまったことが心残りです。

 ということで、年内にもう1、2回、開催できたらと考えています。

募集開始 プラムジャム夏休み連続講座「3次元CAD入門講座」

お申し込みの受付を開始しました。ご参加をお待ちしています。

この夏、国立せいさく所は、くにたち地域コラボと共催で「3次元CAD入門講座」を開催します。

コーヒーカップから街並まで、3次元CADは立体的なアイデアを形にできるアプリです。3回連続講座で、3次元CADの基本を学びます。

参考記事:
ぴったりサイズのものを作る(1)
ぴったりサイズのモノを作る(2)

日時:8月11日(土、祝)・12日(日)・18日(土)の3回連続、いずれも午前10時〜正午
場所:プラムジャム(富士見台1-7 「とれたの」隣)
講師:隈井 裕之(国立せいさく所)
定員:8名(国立市民優先、申し込み先着順、3日間参加可能な方に限ります)
費用:1,500円(資料代、初回集金)
持ち物:メール受信可能なノートパソコン(性能要件あり※)

3次元CADアプリケーションは、Autodesk社のFusion360の体験版をインストールして使用します。動作させるためには、64bit OS、搭載メモリ容量などパソコンの性能に一定の要件があります。詳しくはお問い合わせください。

申し込み:電話、またはメールで「くにたち地域コラボ 事務局」へ
     電話:042-573-1023(水、土、日、祝を除く午後1時から17時)
     メール:info@kunitachicollab.com

スケジュール:
8月11日(土) 3次元CADの基本操作
8月12日(日) 3次元CADの組立操作、自由課題
8月18日(土) 自由課題の完成、発表会

 

予告「3次元CAD入門講座」開催

この夏、国立せいさく所は、くにたち地域コラボと共催で「3次元CAD入門講座」を開催します。お申し込みは、詳細をご案内できるまで、いま少し待ちください。

3次元CADを使ってモノづくりに挑戦しよう!コーヒーカップから街並まで、3次元CADは立体的なアイデアを形にできるアプリです。3回連続講座で、3次元CADの基本を学びます。

日程:8月11日(土)、12日(日)、18日(土)の3回連続講座
時間:10:00-12:00
場所:コワーキングスペース プラムジャム
費用:1500円(資料代)

スケジュール:
8月11日(土) 3次元CADアプリのインストール。3次元CADの基本操作。
8月12日(日) 1合升のモデリングとアセンブリ。自由課題。
8月18日(土) 自由課題の完成、発表会

対象:3日間とも参加可能な方。3次元CAD(Autodesk Fusion 360)が動作可能なノートPCを持参できる方。インターネットメールを受信可能な方。

ぴったりサイズのモノを作る(2)

 主宰は、国立市のごみ問題審議会の市民委員を務めています。ごみ問題では以前から3Rがよく知られていますが、Wikipediaの3Rの項目を見ると、5枚刃、7枚刃と限界を知らないシェーバーのごとく、5Rや7R、更にそれ以上のRに備えたキーワードもたっぷり用意されているようです。

 冗談はさておき、国立市も5Rを推進していますので、ここで復習しておきたいと思います。

(1)リデュース(REDUCE) :ごみになるものを減らすこと
(2)リユース(REUSE) :使い捨てせずにそのままの形状で何度も使うこと
(3)リサイクル(RECYCLE) :原材料として再生して使うこと

 国立市では、これにリペアとリターンを加えて5Rとしています。

(4)リペア(REPAIR) :修理・修繕しながら大切に使うこと
(5)リターン(RETURN): 使用済み製品を販売店へ返すこと

 さて、新しいモノづくりでは、3Dプリンターに代表される新しい製造手段を誰もが使えるようになることで、一人ひとりの創造性をいかした「新しいモノ」を作る、といった面にスポットライトが当てられがちですが、それだけではそれこそ”もったいない”。

 5年前にお世話になった職業訓練校3次元CAD科では、「単に頑丈にするだけではダメ、適切な期間が経過したら壊れるように設計すること」と部品の強度設計の授業で教わりました。それには一理あって、事故があると命に関わるような製品では、重要部分で発火や有毒ガス発生などの問題が起きるより先に他の部品が壊れることで、大事に至る前に製品の交換や廃棄が行われることになります。

 そこまでの危険を伴わない製品では、愛着があったり、5Rの観点からも長く使い続けたいわけですが、保証期間が過ぎた途端に動かなくなったりと、重大事故回避以外の理由で上手に壊れるように設計されているものもあったりします。あるいは、ちょっとし不注意で自分で壊しちゃったりして、他の部分はまだまだ使えるのに、と悔しい思いを抱えつつも、新品を買い直したりしますよね。

 新しいモノづくり手段は、こうした壊れてしまった部分を「ぴったりサイズ」の部品で置き換える目的にも使えるはずです。このコラムでは、そんなぴったりサイズのモノをつくってリペア(修理)する事例を紹介します。なお、内容は高度な修理ではありません。破れたズボンに膝当てを当てるような、そんな手仕事に近い修理ですので、過度な期待は持たずにお読みいただければ幸いです。


 事例1)クッキングスケール(TANITA KD-173)のスイッチカバー

 買ってからもう10年以上になるかもしれません。スイッチ部分は周囲と一体化したプラスチックで被覆され防水機能も果たしていましたが、長年使っているうちに柔軟性が失われてヒビが入り出し、最後には剥がれてプッシュスイッチがむき出しの状態になりました。

 「全体をラップでくるむ」でも使い続けることができたのかもしれません。あるいは買い直しても数千円なのでしょうが、ここは新しく使い始めたCADの練習をかねて、また3Dプリンタのゴム様フィラメントも試してみたい、というのもあってスイッチカバーを作ることにしました。ただ、ゴム様フィラメントは少量では売っていないので、投入費用は新品のクッキングスケール数台分になってしまいました。残りのフィラメントがゴミになっては本末転倒、この先もいろいろと使っていきたいと思います。

 スイッチカバーの設計ですが、形状はいたってシンプル。普通の定規でプッシュスイッチの直径と間隔を測って角丸長方形の上に載せました。スイッチ部分は柔軟性を高めるために薄くして、代わりにON/OFFの浮き出し文字を入れたところがちょっとしたこだわりです。

 3Dプリンタで出力した後、周囲のみ両面テープで本体に貼り付けました。ちょっと不恰好ですが使用感は悪くありません。


 事例2)双眼鏡(Vixen ULTIMA Z 8×32)の外装

 20年もので経年劣化のため外装がボロボロになっていました。双眼鏡としての機能に問題はなく、健康維持にバードウォッチングでも始めようかと思っている、という義母の背中を押すためにも、修理にチャレンジすることにしました。普通は”新品をプレゼント”というところでしょうが、プレッシャーが過ぎてもいけないし、三日坊主で終わるかもしれませんし。

 修理の手順としては、二つの方法を考えました。一つは、双眼鏡本体を細かく計測して3次元モデルを作り、立体モデルから外装の展開図を生成する。二つ目は、ボロボロの外装を丁寧に剥がして平らにし、これを計測して外装の平面図を作成する。他にも外装を剥がしてペイントする、というのもあるでしょうが、今回は二つ目の方法で修理しました。なお、一つ目の方法も途中まで試したので、その経過は最後に付記したいと思います。

 左右対称ですから、外装を剥がすチャンスは2回。最初は失敗しても、2回目にその経験を活かせます。剥がした外装は方眼紙に貼り付けると後の座標拾い作業が楽です。座標を拾いながらCADでスケッチしていきます。私は使い慣れている3次元CADソフト(Fusion 360)を使いましたが、2次元CADでも全く同じです。手書きスケッチでもいいのかもしれませんが、外装を引っ張って剥がしているので本来の形状からはだいぶ変形しており、後で微調整が必要なことを考えると、CADでパラメトリック図面を作成しておくのがおすすめです。

 スケッチが終わったら、原寸大でプリントし、これをハサミで切り取り型紙として双眼鏡に合わせてみます。曲面が複雑な場合は、平面の型紙からは曲面を作り出せない場合がありますが、今回は幸いにも平面で大丈夫そうです。正確な理屈は私にはさっぱりわかりませんが、詳しいことはこの辺りを参考にしていただければと思います。

 パラメータ変更→型紙印刷→型紙合わせ、を繰り返すこと10回近く、やっと最終形状が決まりました。新しい外装にはA4サイズの糊付合皮シートを使いました。幸いにもシートの厚みが私のインクジェットプリンタの許容範囲に収まっていたので、今回は形状をシートに直接プリントすることにしました。この時、シートサイズに余裕があれば、失敗に備えて左右2枚づつプリントしておくとよいと思います。切ってしまってからシートの残りにプリントしようとすると、印刷失敗の可能性が高まります。

 なお、粘着シートのみも販売されているようですので、本革など好みの素材を使うこともできそうですね。

 丁寧に切り出したあと、慎重に貼り付けていきます。ストラップ通しの部分などは、力を入れても細かく切ることのできる精密カッターなどを使うと、綺麗に仕上がると思います。

 明るい色ということでキャメルを選んだため、オモチャっぽい見栄えになったことが反省点ですが、まあこんなものでしょう。

 最後に、もう一つの方法、3次元モデルから外装の展開図を生成する方法について付記します。

 私の使っている3次元CADソフト(Fusion 360)には曲面を平面に展開する機能はないのですが、ExactFlatという無料で使える外部の連携サービスがありました。しかし、鏡筒の立体モデルを片方だけ大雑把に作って展開図を出力してみたところ、出力された2次元CAD図面は修正困難なジオメトリで構成されており、型紙を合わせては図面の修正を繰り返す今回のような作業には向かないものでした。

 今回は使えませんでしたが、こちらで紹介されているように、実物の3次元形状を計測するのではなく本体の正確な3次元CADモデルがある場合には、カバーなどの平面図を一発で出力するような用途にとても有用なツールだと思います。

参考資料)

1) 3R, Wikipedia
2) 5Rの推進, 国立市
3) 円柱、円錐以外の、展開図の描ける曲面 第5回プログラマのための数学勉強会, Yusuke Ochiai
4) ExactFlatでCADの複雑な曲面を展開する, botamochi6277

 

【参加費無料】シニアプログラミング入門講座 募集開始

 8月の毎週木曜日、40代以上の方を対象としたプログラミングの入門講座を開催します。参加費は無料です。お申し込みはこちらから

 キーボード入力がほとんど必要ないビジュアルプログラミング言語を使用することで、プログラミングにまったく縁のなかった方でも、無理なく理解できるように講座内容を工夫いたします。

 2020年の小学校での必修化に向け、子どもたちのプログラミング学習サポーターを目指すきっかけとして、お気軽にご参加下さい。

 また、木曜日のクールシェアタイムを利用して、自習室形式の無料プログラミングサポートを行います。作りかけの自作プログラムを完成させるためにご利用ください。

 

新しいプロジェクトに取り組みます

 国立せいさく所は、4年目を迎え新しいプロジェクトに取り組みます。

 起業する時、国立せいさく所は、(1)iPad教室、(2)モノづくり教室、(3)モノづくりコミュニティ、の三つの事業を進めていくことを目標にしていました。3年が過ぎた今、まあなんとかできているのは(1)iPad教室だけという状況です。(2)モノづくり教室や(3)モノづくりコミュニティを諦めてしまったわけではありませんが、「言うは易く行うは難し」という諺どおり、なかなか具現化できずに時間ばかりが過ぎています。それでも、想いを持ち続けていれば小さなチャンスを見逃さずにキャッチし糧として蓄えていくことができます。そして、3年が過ぎてやっとトンネルの出口が見えたように感じています。

 plan kunitAchと名付けた新たなプロジェクトは、学究的な手法で地域課題を提起する plan A と革新的な手法で解決手段を開発する plan I の二つの取り組みを連環させるものです。国立市に関わる様々な方のご協力、ご参加をいただきながら進めていく枠組みを、今秋の実施を目標に構築していきます。

 と、言い切れるほど成功に自信があるわけではありません。が、今やらないと一生後悔するという強い気持ちでいます。

 詳細をご案内するまでに、もう少しお時間をいただきますこと、ご容赦ください。

ぴったりサイズのモノを作る(1)

 矢川工房は「工房」と名付けたくらいなので、何か形のあるモノも作る場所と位置づけています。しかし、場所柄、また建物の性質からいって、大型の工具を使う場所としては適していません。そこで電子工作や3Dプリンタ造形くらいができる場所作りを目指してきました。ただし、世間のニーズはまだそれほど盛り上がりを見せておらず、加えて元来ソフトウェア畑出身の私自身もなかなか一歩を踏み出せず、半田ごても3Dプリンタも稼働率はずっと低迷したままです。

 しかし、全く使わないと機械も、せっかく職業訓練校で習ったことも劣化していくので、「迫られる必要」をわざわざ作ったりしながら、細々とモノづくりの練習をしています。
 今回は、矢川工房で一番重要な設備であるホワイトボード、と2番目に重要な設備であるプロジェクタ、の使い勝手をよくするために、プロジェクタにつながっているHDMI切替器と、HDMI切替器につながっているApple TVを、ホワイトボードの下に置くための棚を作る「必要に迫れれている」ことにしました。まぁ実際、赤外線リモンコンを、見ているホワイトボードではなく、機器を置いてある自分の背後に向けて操作するという格好の悪さにストレスも感じていたので、「必要に迫られていた」と言えなくもありません。
 img_3522さっそく最初のアイデアをモデルにしてみました。最初は、あまり深く考えず単純なL字型にし、中身の隙間なく3Dプリンタで出力してみました。結果、必要以上に頑丈のものができましたが、試しに付けてみたら棚板が想定よりも手前にはみ出し、ホワイトボードの前に立つ時にじゃまになる失敗作。結構な時間をかけて出力したのに情けない。深く考えなかったことが、当然ですがアダとなりました。
 
 気を取り直し、次のモデルはしっかりと採寸して、棚板が奥に引っ込むように形状を工夫し、ガタガタしないよう取り付け用のネジ穴もつけました。強度はそれほど必要ないこともわかったので、充填密度は半分ほどにし、同時に2個出力して時間を節約しました。
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 これはなかなかいい感じにできあがり、ほぼ当初の考えどおりの棚ができたと思います。形をあれこれ考えるのには結構時間を要しますが、アイデアが固まればモデル作成に1時間、3Dプリンタ出力に6時間程度と、ぴったりサイズのモノが手に入る満足感を得られるのならば、悪くない投資と思います。img_3472img_3521

 2Dプリンタの年賀状印刷のようなキラーアプリがなかなか現れないこともあって、家庭向け3Dプリンタはいまいち盛り上がらないでいます。やはりまずニーズ、次にアイデアとモデルがあって初めて「実際に作ってみよう」ということなのだろうと、今回改めて感じました。ぴったりサイズのものというのは、どこかのオンライン家具ショップでも謳っているので、基本的なニーズなのだろうと思います。家庭向け3Dプリンタで作ることのできるぴったりサイズのモノとしてどのようなニーズがあるのか、モデル化するにあたってどんなノウハウが必要なのか、試行錯誤しながら探っていきたいと思います。